たくさんの男の子たち
24w1d
お正月、5人の甥っ子たちと会う機会もあり、今日は以前働いていた高校サッカー部の「初蹴り」へ。
私はチーム創成期である3期からの関わりで、10期くらいまでいたのかな。いまは15期生まできているということで、たくさんたくさんの男子たちを久しぶりにグランドで目にした。
元男子、もいる。1期生は30歳!もう子持ちも多い。
横浜で働いていたときは180人の高校サッカー部で、そのときに妊娠、流産があって、手術明けに復帰したときには180人の男の子たちを見ているだけで
「この子たちのお母さんはみんな、子を無事に産んだのか…」
となんだかつらいようなうらやましいような気持ちになってたいへんだった。
妊娠、手術のあとはホルモンバランスもえらいことになっていたので仕方ない。よく働いたと思う。
2度の流産があって、40歳。
もう、無邪気になんの心配もなく(もしくは心配が少なく)4月を待つことはもうできないな〜というあきらめはあって、いつでもちょっと心配しているけど、それを「そんなことはいけない!」と否定するでもなく、そういう気持ちと一緒に過ごしている。
いまは子はおなかでぐにぐにしていて、先月の超音波検診では立派に育っている姿も見られて、世にいう安定期でもあり、妊娠中の体調もいい方だと思うけど、それでもなお。
妊娠出産にはいろんなことがあって、それぞれに大変で、比べることなんか全然できないし、する必要もない。
けどそれでも、人とくらべてうらやんだり、安心したり(こっちの方が自分の黒さがつらい)して、たいへんだ。
でもそれも全部自分だし、しょうがないので、そのままにしておく。
いつも一人で店をやって、特に会社や社会に「巻き込まれる」感じがなく暮している私でさえそういうことがたいへんだ、と思う。
会社や社会に巻き込まれて、いろんな情報にさらされて、しんどいことがたくさんある人はもっと大変だろう。
元気いっぱいの甥っ子たち、元気いっぱいのみならず、サッカーができて全国大会を目指すレベルになったり今でもポーランドで現役プロ選手だったりするところまでいっちゃってる男の子たちをたくさん見て、でも今は、
とにかく無事に出てきて、会えたらいいなあ
という気持ちで、そういう気持ちでずっといられたらいいなと思う。
そしてその気持ちを人とくらべたり、子のことを人とくらべたりしないで、私と彼と子とで、私たちなりの形で持って大切にしていけたらいいなと思う。
それがなかなかうまくできないで、いろいろ入ってきてしまうものなのだけど。
夜横になって、眠るまでのあいだに、ぐにぐにしてはる子と対話している時間が、いちばん純度が高いかもしれないな。