ゆにっき

鍼灸院(とか)「ゆまにて」店主ゆにの日記。

自分の体に自信がなくなって…→

13w3d

 膠原病の疑いで京大病院まで行って検査、のち異常なし。

 糖尿病の疑いで糖負荷試験、のちやっぱり異常、来週から糖尿病内科にも受診。

 

 これまで、病院にかかるような「病気」がほとんどなく、体育学部を出てからスポーツの世界を中心に、思いっきり体を酷使して生活してきて、

「私って丈夫やねんな、根が。ありがたいこっちゃ」

と思っていたわけだけども。

 

 この数週間、なんか私っていろいろ体に問題あるのかなあ…と思ってしまうような、うすーく心配な日々が続いた。

 

 最終的に糖尿は引っかかって、来週から受診。

 妊婦は服薬での対応ができないので、もし糖尿の症状が続くようならいきなり自己注射になります、という説明を受けて、生来ネガティブ発想、最悪のパターンから考えるタイプなのですでに「施術の間のタイミングをはかるのかな」「低血糖発作とか起こしたらどうしよう」「食後眠たいのはやはり糖尿か」とかぐるぐるしだしたりもしてくる。

 

 それより子は大丈夫なのか…膠原病だって抗核抗体が引っかかったことには変わりないし…

 

 そんなことばっかり考えてたら、すっかり自分の体に自信がなくなってしまった。

 2度の流産のことまで思い出して。

 

 

 でもよく考えたら、糖尿は高齢妊婦だから出やすい、というのに40歳、ひっかかったということは、「よくある」「ありうる」こと。

 

 それなのに「すっかり自信をなくして」なんて、ひっくり返せば自分の体にどれだけ自信持ってたんだか、と思うと、そういうところに自分の傲慢さを感じる。

 自分が健康でいることは、ぜんぶ自分の努力、生活態度で作ってきたって思ってたってことだな、と。

 

 本当はそんなことはない。

 体のことって、自分が決めてどうにかできることばかりじゃない。

 

 持病を持っている両親や、うちに来られるさまざまな体の不調や問題を抱えた人たちに、「自分の責任でどうにかできることばかりじゃない」と頭で理解して、そういうつもりで接してきた、つもりだったけど、どこかで、

「でも私は自分で自分の体を健康に保つことができる」

っていう傲慢なところがあったんじゃないかな、とこの数週間で気づくことができた。

 

 

 改めて。

 人の体のこと、生き死にのこと、病気のこと健康のこと…

 全部自分がコントロールできる、なんていうことは全然ない。

 ラッキーの積み重ねで生まれて、ここまで生きてるんやなあ。

 もう、自分の幸運に感謝しないでいられないな。誰に、ってわからないからもうなんか大きな何かに。

 

 自分が3度も妊娠できていることも、もう、それだけですごいことやな。

 ありがたい。

 でもそれで満足ありがとう、にはやっぱりならへんわ。

 ぜひとも、無事に産んで楽しく育ってもらいたい。そこには欲をもっていたいな。