ゆにっき

鍼灸院(とか)「ゆまにて」店主ゆにの日記。

授乳と子の生活リズム

昨日、テレビでこのニュースが流れて、ふと、そうだそろそろ授乳のことをまとめよう、と思った。

 

この「出産後の授乳は速やかに始めたほうがいい、というの、私は結果的には病院の指導でやっていたけど、理由は産んでから知ったので先に言うといてほしかったなと思ったことのひとつ。

www3.nhk.or.jp

 

またしてもメモ形式で散漫になりそうなので、現状を先に書いて、そのあと授乳と子のリズムについてそれぞれ、最後に全体を通しての自分の気持ちを書いておく。

 

私と子の現状

混合栄養 母乳とミルク

授乳してからミルクを足すのが基本、だけどあまりにも機嫌が悪いと先にミルクになることも。足す量は40〜80ccくらい。

日中は3〜4時間おきに授乳、19時を最後に夜中に1回。

 

授乳間隔

日中はやや不定期に、7月後半の猛暑からやや間隔を狭めにしてまめに授乳するようになっている。

 

子の睡眠

19時の授乳を最後にその後すぐ就寝、夜中の授乳は1回、ほとんど寝ながらで、翌朝4:30〜6:30に起床。昼間は1時間程度の朝寝・昼寝を数回挟んでいる。

 

 

授乳について

・出産直後から2日間くらいで頻回の授乳を行ったが、充分に母乳が出ず、入院中からミルクを足している。

 

・特に産後1ヶ月は母乳量が少なかったので、授乳→ミルク→寝かせる→搾乳(刺激として)のサイクルを2時間おきに毎回やっていた。

 

・産後2ヶ月くらいから徐々に母乳量が増えてきたようで、足すミルクの量が増えないもしくはやや減らす傾向に。搾乳もしなくなった。

 

・同じく2ヶ月くらいで、昼間の授乳+ミルクが3〜4時間間隔でほぼリズムが一定になり、規則正しいサイクルに。

 しかしその後、酷暑となり汗をかいての脱水が気になること、私が仕事を部分的に始めたからか一時母乳の出が悪くなったため、8月初旬現在、やや頻回の授乳にし、ミルクも1日の合計量は変えないもしくはやや減らしながら分散するようにしていて、ややリズムは不定になっている。

寝る前の19時から19:30というのだけは合うように、夕方から調整している。

そうこうしているうちに4ヶ月が近づき、そのうち保育園や離乳食が始まるからもうリズムにこだわらなくてもいいか…という感じで余計にこだわらなくなっている。

 

子の生活リズムについて

・出産前に読んでいた「ジーナ式育児」の本を参考に生活リズムを作ろうと試みたが、母乳の出があまりよくなかったため、授乳間隔を開けることよりも頻回の授乳を優先して、けっこう早期にやめた。

(余談だけどこの本の「母乳があまり出ない人が出るようになる方法」の項目で『まず◯◯cc搾乳します』のところの「◯◯cc」がそもそも出えへんのじゃい!!ってなってぽーい!と投げてしまった)

 

ジーナ式の中で「朝は決まった時間に明るい場所へ、夜は決まった時間に真っ暗に近い場所へ」というのは守るようにした。

 

 夜は授乳が済んだら、ほぼ真っ暗な部屋のベビーベッドで一人で寝かせて、おしゃぶりしてトントンするくらいにして、自分で寝つけるようにしてもらっている。何度かウニャウニャ言う時もあるが、私は別の部屋にいて(たいてい夕食を食べている)、ウニャウニャ言ったら行って少しトントンして、落ち着いたらまた離れるようにしている。たいていは1〜3回それをやれば一人で寝ている。

 朝は、現在夜中1時から3時の間で1度授乳したあと、早くて4:30に目を覚ましているが、6時をすぎるまでは暗い部屋で過ごす(寝るときもあるし起きたままのことも)ようにして、6時以降に明るい部屋に出るようにしている。

 

・昼間は出かけることが増えてきて、朝寝・昼寝はあまり決まった時間にはなっていないが、授乳の間隔に1度は30分から1時間程度眠っている。

 

 

このことについての自分のメンタル面について

とにかく「母乳だけで育てられるだけの充分な母乳が出ていない」ということに、必要以上に、そう必要以上に!!自分の気持ちが落ち込んでいた。

 

今にして思えば、母乳については体質として出る人もいれば出ない人もいる(母は4人産んで、4人目以外はほぼミルク育児)し、私は出産時の出血も800ml超あってやや多く第1子高齢出産、などなど、母乳が出ないかもしれない要素もあるし、結論私は「あんまり出ない人」だった。

それだけのことで、運良く現代日本にいてミルクもあり水道水も清潔で、ミルクと混合で子を栄養していて何も問題はない。

 

だけど産後、血(東洋医学でいうところの)が大きく損なわれて、まる2日陣痛して夜中に産んでそのまま寝不足に突入した40歳初産母ちゃん、頭でそれがわかっていても、

「自分は哺乳類としてぽんこつである」

という謎の理屈勝手に自分で追い込まれて、情けなくて悲しくて必死で搾乳して、そういうことやってるからストレスとますますの寝不足でますます出ないという悪循環!

 

その上めんどくさいことに、上記のような「出ない人もいる」ということを「理屈ではわかっている」だけに、それを受け入れられてない自分のネガティブさを「わかってるのになさけない」とさらに責めたりして、ああ本当にめんどくさい!

 

子はダイソン並の吸引力で、出ない母乳をぐいぐい吸って(それが結果的に乳量を増やしてくれた)、足したミルクもどんどん飲んで、1ヶ月検診のときには標準ラインの上限ぎりぎりの大きさに。

健康でなにより、なのだけど、「母乳出てないコンプレックス」をこじらしている私は「ミルクでこんなに大きくなっていいのかしら」と今となっては意味不明の心配を真剣にしていて、とにかく子が大きいのにもミルクを飲ませているのにも罪悪感のようなものまで感じていた。

 

今の私から見たらぜーんぜん気にしなくていいし子が元気で何より、筋肉質で特に異常に肥えているわけでもなし、何が問題?!と思うし、その頃会った子育て経験者はみんな同じことを言ってくれていたのに、全く受け止められていなかった。そしてその受け入れられないことをさらに責めたり(以下同文)。

 

母乳が出にくいことも含めて、考えすぎる上に空回り、すべてが「気も血も失われている」産後っぽい。

 

そして前提として、「母乳出てる人がえらい」という価値観が自分の中にあって、さらに「私元気やし出るやろな」という根拠のない自信まであって、

つまり、しょーもない自分の問題やったな〜、と思うのであった。

 

どんな形で産もうが、母乳だろうがミルクだろうが、大きめだろうが小さめだろうが、子が無事に生まれて育って、自分も無事にお産を終えて毎日過ごして、それでいいのに。なんか優劣つけようとする気持ちが自分の中にあったのかも。

 

そういうもやもやに決着がつくのに2ヶ月くらいかかった。長い。

 

今は、母乳育児もミルク育児も経験できてありがたいな〜とか、ミルクだと人にお願いできて助かるな〜とか、そういう幅のある経験できてよかったな、というところに着地している。