人のはなしを聴けるようになった
今日は一日中、ずっと人の話をきいてる一日でした。
施術のあいだは聴くように心がけているけど、今日は来客も、夕方から行ったサッカー部でも、ずっと話を聴いてた感じ。
私はいつでもしゃべっているタイプでこれまで来たけど、今日は、
「私にきいてほしいって思ってくれるのがうれしいなあ」
と思った。
特にサッカー部は選手権予選負けてはじめての練習だったから、みんな思いが濃くて、どんどん湧いてきて、ずっとずっと聴いていられた。
私にも思いはあるけど、先にこの人たちの思いを全部聴きたい、と思った。
聴いてばかりで何かが自分の中にたまってしまうのかな、と思ったらそうではなくて、でも聞き流して外に出て行ってしまうわけでもなく…
唐突にジュディ・オングを思い出した。
「女は海」……!
全部自分に溶けこんでいってしまうイメージ。
うちの父は精神科医で、「ふむふむ療法」なんて言われてずっと聴いているらしいんだけど、結局似た感じになってくるのかなあ。
今日の高校生はいつにも増してまっすぐで、全力で向かってきたから、なんか力を引き出される感じがあった。
私からは、
「チームっていうのは、『お前も、俺』っていうことだよ」
っていうことだけ、言いました。伝わったみたいだった。
今日はチームにいて、自分がここに女としている意味を考えました。
アスレティックトレーナーっていう職の専門性もだけど、私が私としていて、チームに役にたつ方法を考えたり。
今日はいっぱい聴く日だったから、伝えたいことは一つだけで、それが17歳にしっかり届いた瞬間がばちっとわかったから、その瞬間にとても感動しました。
男の子が成長して顔が、眼の色が変わる瞬間がはっきりわかって、なんかもう、それ見せてもらっただけでいろいろ、神様とかに感謝する感じの日だった。