はじまりかた

 

2月末までお仕事させてもらっていた高校サッカー部の新3年生から、色紙とプレゼントが届きました。

 

2年間を一緒に過ごして、高校最後のシーズンを過ごすことができなかった選手たち。

60人くらい、ひとりひとりからのメッセージがついた素敵なものでした。

 

たった2ヶ月前なのに、懐かしい気持ちになりました。

そして去年の今頃の自分のことを思い出していました。

県リーグが始まって、もうすぐインターハイ予選があって…

 

 

前職での3年間、ほぼ毎日ジャージ着てグランド行って、毎日まいにち100人くらいの高校生と、5人くらいのコーチと会って、合間に専門学校で授業して30人くらいに会って、っていう生活をしていました。

 

それと比べたら今は、ご予約があったらその方と、といっても1日「数名」とじっくりお話しするだけ。

今日なんかはひとりでの作業と、午後からのご予約だけ。

ずいぶん、感じが変わったなあということに改めて気づきました。いま。

 

住む場所も、仕事も、何もかもいっぺんに変えたので、いまいちついていけてなかったのですが、ここのところでやっとそういうことが冷静に考えられるようになってきました。

 

 

この前こうして環境が変わった時は、前職の高校に行ったとき。

 

初日から全員集合していたので、その時は2学年しかいなくて70人くらいにいきなり出会って、翌日から福岡遠征へ行って、2週間で20試合くらいして…と、とにかく大ボリュームで人に出会って新しい生活が始まりました。

 

今回は、引っ越してきてまだ数週だけれど、ご近所付き合いがあったり、お友達のお友達を紹介してもらったり、ボリュームは多くないけど、でもその分深くていねいなつながりが増えているように思います。

そして京都のちいさなつながりは網目のようになっていて、少しつながったらまたその先がどんどんつながったりして…面白いです。

 

実は前回関東へ引っ越したときは、1年以上「友達」が増えないで、必死で高校生とつきあっていたのですが（もちろんそのつきあいは深いけど、友達ではない）、今は最初から、細くこまかいけれど根っこが伸びているような、そんな感触がしています。

 

 

毎日大量の人に出会って、だーっとしゃべりまくっていたこれまでとは違うから、少しさびしい気持ちになっていたときもあったのですけど（実はそうなんです）、この根付きかたを楽しんでいこう、と思います。

 

まだまだゆっくりしていますので、会いにきてくださいね＆呼んでくれたら行きますから。