父の開業20周年
父はアルコール依存症の専門医をしています。
開業医というとただ裕福みたいなイメージを持たれがちですが、自分で医院を開業して、家を建てて、私たち4人きょうだいを育てあげて、ということで、なんかいつでもお金の心配してたような（笑）。
それに、アルコール依存症という病は、完治しました！ということがなく、ただ「飲まないでいる」という日々を続けていく、つきあっていく病だそうです。
だから、患者さんとはずっと長く、人生を変える手助けをし続けるという付き合い方になる。
20年来の付き合いの患者さんに、「上のお嬢ちゃん！」って言われたり。
そういうことを、院長として20年やってきたんだなあ。
20年て、なかなか長い。始めるのはすぐでも、続けるのは大変なこと。
開業した時私は高校生で、父との関係がまずく（笑）(今は笑える)、仕事のことも「知らんがな」でしたが、今は精神科医という職種も含めて、すごいなあと思います。
今日もびっくりするほどの人が集まってくれていて、この人らの人生しょってるとこあるってことか…と思うと、気が遠くなりそうでした。
弟が副院長として勤務していて、今日も如才ない挨拶をしていて、「野球ばっかりしてたのになあ」と、これも感慨深いものがありました。
もう34やもんな。
事務局をやってる妹も、走り回って大活躍。スタッフや患者さんともにこにこ関わっていて、ほんまに頑張ってました。
6人家族の3人働いてるクリニック。
これからも、細く長く続いてほしいな。
