今さらながらにインスリンの日常
今さらだけど、30週から始まったインスリン自己注射の、具体的なことを書き残しておこう。
私が処方されているのは「ノボラピッド」という注射。
ラピッド、という名前の通り、すぐに効果が出るものなので、食事の直前に打つ。
最初にもらった説明パンフレットには、同じメーカーで別の種類のものもあった。多分、1日何回、といった感じで継続して効かせるもののよう。
ペンのような形の薬と、先につけるディスポーザブルの針が処方されて、薬局で買う。
食事の前に、薬に針をセットして、まずちゃんと出るか2単位試し打ち。そのへんにインスリンをまいている。
ペン型の薬についているダイヤルで、必要量をカチカチと回して合わせて、おなかの横のお肉があまっているところに打つ。
んだけど、案外と皮がぱつぱつで、お肉があまっているところっていうのがなくて、けっこう打ちどころに困る。
20回に1回くらい?小さく出血したり「今のえらい痛かったな」と感じたりすることがあるけど、まあしょうがないよなぐらいの頻度。
この動作を毎回、食べ物を目の前にしてやっている。ちょっともどかしいけど、まあ慣れた。
外食でももちろんやるので、外でおなかを出していることになる。
今はだいたい、ワンピースかチュニックとスパッツ、なので、下からぐわーっとたくし上げてもまあなんとかなってるけど(なってるのかな)、これが夏だと素足丸出し、になってしまうわけで、そうなると上下が分かれる服を着ないとならない。おなか大きいから今の季節でよかった。
そんなわけで、薬と針、それから低血糖対策のガムシロップとチョコレート、ブドウ糖を持ち歩いている。
薬局からはブドウ糖を処方されるんだけど、粉だし、水なしでそんなもんいきなり飲めるわけがないので、たいていやばいと思ったらチョコレートか、ジュース買って飲む。
インスリン注射はまあ、だから慣れたしよしとして、地味に血糖測定が今でもちょっと、いやなんだよなあ…
だって痛いから!
1日2回、食後2時間血糖を測って、インスリン量とか食べるものを考える目安にしている。これはインスリン注射に先駆けて1月の中ごろから始めているので、もう3ヶ月近くになるのかな。
キットはこれはセットで病院から貸与になっている。
左の四角い機械が測定器で、下に刺さっている、細長いセンサーを毎回取り替えて使う。センサーは左上のフィルムケースみたいな入れ物に入っている。(フィルムケースってもう若い人知らんのちゃうか)
真ん中のスティック状の器具が血を摂るためのもの。ブルーのハート型のキャップがついた、筒状の針を毎回セットして、ブルーのハートを外して指先に押し付け、上の青いボタンを押してばちん!と針をあてて、血を出して、さっきのセンサーにつける。
毛細管現象で吸い込まれていって、それを測定値が感知して血糖値が表示される。
3・2・1でカウントダウンされるのでちょっとどきどきする。
っていうかインスリンより痛いから、やなんだよな〜。
それを「自己管理手帳」につけて、運動量とか食べるものとかを考える参考にしていく。
インスリンも、血糖測定も針を使うので、それを処分するのには病院で買ってきた針捨てボックスを使う。
いっぱいになったら病院に持っていって処分してもらう。これまでにもう1ついっぱいにしてしまって、2個め。
私が行ってる病院は売店がコンビニなので、こんなもんがコンビニに売っててちょっと面白い。
そんな日常ももうじき終わる…んだよね。
妊娠糖尿病は産めば治るので。
いま打っているインスリン量を産んだ後、正常時に打ったら「死にます」と先生が言っていた。妊娠ってすごいなあ。